LOOPSについて
ABOUT LOOPS
ボウサイを意識しなくてもいい。
持ちたいアイテムが
そのままボウサイに役立つ。
サバイバルグッズとしても有名なパラコード。この細身のロープを「普段使いできてオシャレなアクセサリ」として、ボウサイをデザインするyamoryからLOOPSは生まれました。
通称「パラコード」と言われるこのロープは、パラシュートのコードとして使用されているため、とても丈夫に出来ています。それでいて軽く持ち運び易いのが特徴。色もカラフルで身につけていて楽しいアイテムです。元々は、ある軍人の奥さんが「お守り」としてパラコードを編み、ミサンガとしてご主人にプレゼントした事が始まりだと言われています。
わたしたちyamoryはボウサイを広めるために「ボウサイを無くす」という逆説的な目標を持っています。楽しいから、好きだから身につける。カバンにつけておく。それがボウサイになる。こういうボウサイのカタチがもっと増えれば、1人ひとりの負担が少なく、かつボウサイ力が高まると考えています。まさに今回のLOOPSが広まる事は、わたしたちの理想でもあるのです。

災害時には
万能なボウサイグッズとして役立つ。
このパラコードは、地震や津波による災害時だけではなく、登山中に遭難した場合や普段の生活でのアクシデントにも役立ちます。編み込んだパラコードを解くと長いロープになり、それを様々な用途で使用する事が出来ます。例えば木と木の間に張れば洗濯物を干したり、布をかけて隣とのしきりにしたり。靴ひもが切れた時は靴ひもに。自分や荷物をしばって安全を確保する事もできます。
再度編み込んでアクセサリとして再使用するのは少し難しいかもしれませんが、もしもの時には万能なボウサイグッズとして役立ちます。普段は意識する必要はありませんが、いざ!という時は身につけているパラコードを解けばロープとして使えることだけ思い出して下さい。

福祉施設と一緒に作り、
そして考えたい。
このパラコードを編む作業を、就労継続支援B型いいわーくす様へお仕事としてお願します。障害の重度によりますが、福祉施設に入所、又は通っているみなさんは災害時には非常に逃げにくく、また避難所での生活がしにくいと言われています。だからこそ災害が起きる前にボウサイを考えて欲しい。yamoryも福祉業界と関わる事で様々なことを学び、一緒にどうしたらいいかを考えたい。そんな第1歩として、今回パラコードを編む作業をお仕事としてお願いする事に決めました。
「災害時要援護者」とされてしまう方々のボウサイを何とかしたい。まだ答えは分かりませんが、このLOOPSが世の中に広まり、仕事が増えることで解決の糸口となればと思っています。ここから何かが生まれる事を期待して。

ボウサイを広めるには
どうしたら良いのか?
ボウサイを自分ごとにするのは本当に難しいことだと思います。だからこそyamoryはそれを社会課題だと捉えて、デザインをフックにクリエイティブな視点からボウサイにアプローチしてきました。しかし、やればやるほど分かること。それはデザインや商品のクオリティはもちろんですが、一番大事なのは人の気持ちだということです。そこが変わらなければ何のアクションが生まれません。
ではボウサイを広めるにはどうしたら良いのか?
yamoryは2つの結論にたどり着きました。
1つは冒頭でも書いた通り、「ボウサイを無くす」というアプローチです。今回のLOOPSのように、ボウサイを意識せず、ファッションとして購入するとそれがボウサイ力アップになっている、という仕組みを作ることでボウサイを広めるやり方です。
そしてもう1つは、「自分の大切な人を守りたい」という動機から生まれるボウサイ行動です。もしLOOPSがカッコいい、可愛いと思って頂けたなら、ぜひご家族や恋人、友達のことを思い浮かべて欲しいのです。大規模な自然災害はあっという間に大切なものを私たちから取り上げてしまいます。誰もがそのような災害が来ることを知っていながら、具体的な対策をしません。「自分は大丈夫」その気持ちが被害を大きくしてしまうのです。
しかし、あなたが命を落とした時、あなたを大切に想っている人はとても悲しみます。また、逆にあなたが大切な人を守れなかった時、あなたの悲しみは想像できないほど深いものになるでしょう。そんな辛く悲しいエピソードをひとつでも減らしたい。私たちyamoryの活動意義はそこにあります。このLOOPSを通してyamoryの想いが広がることを願っています。